FileMaker[ファイルメーカー]によるデータベース開発::株式会社レクレアル – Recrear Inc.

FileMaker vs MS Access

FileMakerを採用するにあたって、「マイクロソフト Accessとどちらが良いか?」というご質問をよくお受けします。

レクレアルはFileMakerデータベースの開発会社ですのでもちろんFileMakerを推奨しているわけですが、現実の比較についてご紹介します。

▼機能面の比較

FileMaker社のサイトに比較表が掲載されています。

http://www.filemaker.co.jp/downloads/pdf/comparison_fm_access_jp.pdf

これはもちろんFileMaker側の視点から書かれたものですが、取り扱えるデータ量の件では歴然と差があることがわかります。

FileMakerは、かつてバージョン2.1などの時代にはパーソナルなデータベースという存在であったため、いまでもそのころの印象を引きずってしまっている方もいらっしゃいます。しかし実際はバージョン3.0でリレーションに対応し、バージョン7でさらに機能を拡充して業務に使える本格ソリューション開発環境となっています。

▼クロスプラットフォーム

ファイルメーカー社はAppleの100%子会社ですが、製品のFileMaker自体はWindows版/Mac版ともに存在し、Windows版のほうが多く使われています。一方、AccessはWindows版しか存在せず、この点は学校教育現場などMacが多く導入されているところでは導入しにくい面はあります。

▼サーバ運用の簡便性

FileMaker社が作成した比較表にも書かれていますが、「Accessサーバ」という製品は存在しません。FileMakerの世界では、FileMaker Proで開発したデータベースをそのままFileMaker Serverで公開すれば、即共有環境が完成するわけですが、この手軽さはFileMakerの大きな利点といえます。

▼知名度的な比較

ただしもちろん、世の中、製品自体の優劣だけで物事は決まりません。特に現場から遠い人ほど、知名度・宣伝力・ブランド力を優先する傾向はあり、その点で「マイクロソフト製品ならほかの人も使っているだろう」といった考えが押し通されることもあるかと思います。

この点では、実際に日々そのデータベースを利用する方にとって良い選択がなされることが大切かと思われます。

▼市場シェア

日本のソフトウェア販売におけるシェアは、以下のようになっています。

http://bcnranking.jp/award/section/soft/soft07.html

この数字はほぼそのままFileMaker vs Accessのシェア差といえますので、FileMakerはAccessの半分くらいの普及率といえるようです。確かにAccessのほうがシェアが高いことは事実ですが、「Accessは有名、FileMakerは聞いたこともない」といえるほどの差は決してありません。

「パソコンでデータベースが動いていたら、その1/3はFileMaker」であるということになります。1/3のシェアを持つ製品に対して「シェアが少ないから不安」という評価はあたらないものかと考えられます。

▼余談

レクレアルはアメリカに子会社を持ち、アメリカでも仕事をしていますが、むこうは日本よりずっとFileMakerが使われている印象があります。

「まわりの人が使っているから」という理由だけで製品選択をせず、自分にとってよいものを採用するという考えがより強いという国民性は確かに感じますので、両者の比較もより具体的な形で行われる傾向があるようです。

特にIT専門家において、企業における数十人〜200人程度のワークグループにおいて、本格的な業務で実用になるソフトウェアであるという認識がしっかりできています。この点、日本ではITの専門家でも「FileMakerってMacだけなんじゃ」とか「個人の住所録管理とかに使うアレでしょ」的な言葉がいまだに残っていることがあり、実態と認識との乖離がある状況です。

・FileMakerについての技術的な情報
http://www.filemaker.co.jp/support/technologies/

・ITのプロ向きに書かれた情報(英語)
http://filemaker.com/articles/guide/it_resources.html

アメリカのFileMaker使いの中では、すでにAccessとの比較というのはあまり話題にのぼらないようです。性能面において多くの点でFileMakerが勝っていることが正確に知られている点が大きいと言えるでしょう。マイクロソフト側がAccessという製品についていまひとつやる気が感じられないといったあたりも一因になっているかと思われます。

もし、FileMakerの導入について抵抗勢力に遭遇するようなことがあったら、これらの情報も含め、自信を持ってFileMakerの優位性をアピールしてください。

こう申し上げる理由は、単に「どっちのソフトに馴染んでいるか」という好みの問題ではなく、現実に能力面でFileMakerの優位性があり、導入のメリットが大きいと考えるからです。

(執筆:株式会社レクレアル代表取締役・茂田カツノリ)

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